RX100M3のレビューを書こうと思ったけど、この機種にした経緯だけでだいぶ長くなってしまったので、レビューはまた今度書く。
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ぼくはRICOHのGR Digital IVをかれこれ5年ほど愛用しており、そろそろ買い替えたいなーと思っていた。
GRシリーズを使っている人は思い入れが強く、ハイエンドコンデジならGRシリーズしか興味ない!という人が多いと思う。
ぼくも例外ではなかった。
GRシリーズは2015年に発売されたGR IIが最新となっていて、2年ごとに最新シリーズが出ているので今年発売されるであろうGR IIIを待つことにしていた。
が、先日RICOHがカメラ事業を縮小するという報道が出た。(後に否定されたが)
リコー、カメラ事業は「PENTAXやGRなどに集中」「THETAも拡大」 「撤退検討」報道にコメント – ITmedia NEWS
まぁこれが直接のきっかけというわけではないが、GR一本というのも考え直してみようかなぁ、と思い始めた。
そこで、今まで目を向けていなかった、他社のハイエンドコンデジを調べ始めた。
GR IIはコンデジながらAPS-Cという、ミラーレスで主流となっている大型のセンサーを搭載している。
そのため、最初、APS-C以外のコンデジには興味がなかった。
だが、APS-C搭載コンデジは基本的に高い。
FUJIFILM X70 とか。
そこで、1型センサーまで対象を広げて、前々から気になっていた、SONYのRX100シリーズも調べてみた。
これがすごかった。とにかくありったけの機能を詰め込みつつ、オートで高画質に撮れる万能カメラだった。
GR Digital IVは1/1.7型センサーだけど、RX100は1型センサーを搭載しているので、APS-Cでなくとも今よりは画質が向上するだろうと思った。
また、個人的に良かったのが液晶が180度回転して自撮りができることだ。
自分だけ自撮りをすることはないが、旅行等ではよく友人らと自撮りをすることがある。
その際にスマホで撮るのは嫌で、必ずGR Digital IVを自撮り棒につけて撮っていたのだが、これが難しい。
液晶を見ながら撮れるなんて夢のようだった。
また、動画性能が抜群で、手ブレ補正もなかなからしい。
RX100シリーズを買うことに決まった。
が、ここからも悩ましい。
RX100シリーズは最新機種が出ても過去の機種を並行して発売する稀なシリーズである。
なんとRX100からRX100M5まで、5機種が現行機種なのである。
普通だったら迷わず最新機種を買うが、RX100M5は10万超え!である。
これはさすがに即決とはいかない。
自撮り対応等、諸々の理由からRX100M3~RX100M5のいずれかを買うことにした。
RX100M4, RX100M5は基本的にオートフォーカスと4K対応など動画性能が向上している。
特に、SONYミラーレスと同等のオートフォーカス性能を積んだRX100M5は魅力的である。
だが、M3とはなんと40Kほどの価格差がある。
しかし…M3は2014年発売で、M5は2016年発売なので、デジカメで3年前の機種を買うのはなかなか抵抗がある。
しかししかし、どうしても価格差以上の性能差があるとは思えなかった。
これがM5はAPS-Cを積んでます、とかだと迷う余地はなかったのだが…。
といった経緯で、RX100M3を買った。